30代の私が慶應大学通信教育課程に入学した理由

慶應通信

私は2021年の4月に慶応大学通信教育課程に入学しました。

社会人になって10年以上経ち、30代になって、大学に入ったわけです。現役の時に大学は卒業しているので学士入学です。

なぜ今になって大学に入り直したのか?わざわざ時間をお金をかけて大学に入り直す理由はあったのか。

 

大きく分けて理由は3つあります。以下では、私が慶応大学に入った理由をお話していきます。

 

1 学歴コンプレックスの解消

冒頭にも記しましたが、私は一度大学を卒業しています。その大学は、例えば早慶や六大学のように、ネームバリューのある大学ではありません。高校3年生の時にしっかり受験勉強をしなかったので、そんな大学にしか入れませんでした。入った大学はしっかり4年で卒業しましたが、私は社会人になってからも、自分の出身大学のことがずっと気になっていました。社会に出ると、たまに出身大学のことを聞かれます。私はその度に、後ろめたさを感じながら大学の話をしていました。そんな自分が嫌でしたが、私がそういうバックグラウンドであるということは事実なのです。

そんな時に、慶應大学の通信教育課程を知りました。もし慶応大学を卒業すれば、私はこれからの数十年間、人生の半分以上を「慶應卒」として生きていくことができると思ったのです。

私の人生に暗い影を落としていた出身大学の問題が、これでクリアになるだろうと思いました。

 

他の方からすれば「出身大学くらいで何をそんなに悩んでいるの?」と思うかもしれません。しかし、私にとっては重要な問題で、この問題を解消するということは、自分の人生において、非常に大きな意義のある事なのです。

 

2 独立に向けた準備

私は現在会社員ですが、3年後に士業で独立する予定です。独立すると、私自身が商品になるわけです。

お客さんは私のHPを見て、プロフィールを見るでしょう。その時に、無名の大学卒なのか、慶應大学卒なのか、この違いはお客さんの選択行動に大きな影響を及ぼすと考えています。

●●大学だから優秀、だとか、学歴差別をするわけではありません。

ある有名ビジネススクールの教授は、「学歴はワインのラベルと一緒だ」と言いました。私はこのフレーズに深く共感しました。

ワインはほとんどの方がラベルを見て買いますよね。試飲して、味を確かめて買う方も中にはいらっしゃいますが、ラベルで判断する方が大多数です。

学歴や経歴というのは、その人の過去を表す重要な情報の一つです。その人の過去を見るということは、その人の現在を作り上げている背景を見るということです。つまり、ワインのラベルなんです。

だから、独立して、出身大学をHPに記載することは、私自身がどういう人間かをアピールする一つの材料となります。それが慶應大学であれば、たとえ通信だったとしても、武器になるだろうと考えています。

(大学は通学じゃないと意味がないという人がいますが、私はそうは思いません。慶応大学の卒業証書は通学も通信も変わらず、同じ価値ですし、通信制の中でも慶応大学は非常に卒業が難しいと言われています。「通信は意味がない」という人は、ほとんどの場合通信制の大学を卒業したことがない人でしょう。)

 

3 自分自身を成長させるためのプログラム

前述した通り、将来的に独立を見据えて今は準備をしています。その中で、独立までの3年間をどうやって有意義に生きるか、を考えたときに、大学で学び、論理的思考力に磨きをかけることが、自分自身の成長につながると考えました。

レポートも論文も、アカデミックな場においては、論理的であることが求められます。筋が通っていて、根拠が説明可能で、そしてわかりやすく相手に伝えることを、大学では求められます。

いくつもの科目を通して基礎的知識を身に着け、そのようなアカデミックライティングを通して論理的思考力を身に着けることは、必ず独立してから武器になるだろうと思いました。

 

以上の3点が、私が慶応大学に入学した理由です。

入学願書の志望動機には別のことを書いた気がしますが、もう何を書いたか忘れました(笑)

 

大学に入る理由は人それぞれです。特に、社会人の方が多い通信制大学においては、志望動機は本当に千差万別でしょう。

大学に入ってどのように過ごすのか、どのように取り組むのか、何を身に着けたいのか。自分の好きなように、大学と付き合っていけばいいと思います。

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